2007/03/22 Thu 淡

朧気なまま
湖面に映る君よ
移ろいもせず
微笑を浮かべたまま
健気にもまるで睡蓮を守るかのように
君よ
その細腕に如何ほどの力があるものか

空と湖がどんなに交わろうとも
その腕に抱かれていた純白の蓮華だけは歪むこともなく
そこに
君死して尚

＋＋＋

2007年01月23日
(書いたのはもっと前のはず

2007/03/22 Thu ほら あなたのことだから

ひとりの気怠さの中に沈んで　微笑むあなたは今黒い揚羽
エメラルドの蜜を吸って羽を碧く染めてゆくの

異端を好むのは取りも直さず孤独がすきだということ

＋＋＋

2007年01月18日

2007/03/22 Thu エゴイズムがなきゃ生きてる気もしないじゃない、幻想で終わるんだからいいでしょ

ずっと胸にあるもやもやを、誰かに淋しいきもちにしてほしくて
北斗七星の端に置き去りにされれば
あなたからはきっとものすごく遠いよね
誰にも聞かれずに大声で思いっきり泣けるのにな


冷たい星屑を抱き締めて痛みだけを
ただ
この手に



(そんな自己満足は無意味だなんて言わないで立ち直る気がないなら泣く資格がないなんて言わないで自分がかわいくてかわいそうで何がいけないの、あなたのつけたひっかき傷が凍えてる

＋＋＋

2007年01月14日