2007/04/24 Tue かわいらしく、黄色のフリル

ゴールドマリー・マリー
小さく笑う君
ゴールドマリー・マリー
手折られていまいそうな華奢
ゴールドマリー・マリー
豊かな金の髪に指先を添えて
マリー・マリー
かわいいひと

あたたかな頬を染めるのは少しは期待してみてもいいということかしら

ゴールドマリー・マリー
触れても平気かい？
僕のマリー　マリー。

＋＋＋

ゴールドマリーっていう響きがかわいい。

2007/03/30 Fri 直色(ただいろ)

山の頂きで、初雪の白を踏む。

風に
氷点下の柔らかさが靄となって舞い上がる。
木々は枝に衣を咲かせ、透明に凍てつくことはせずに
晴れる春の日を待っている。
時折抜ける日の光に浮かぶ青の稜線は手が届きそうに近いのだけれど
叶わぬ間にまた、冷たい霧に仕舞われて
一、三七五米の高み
冬の鶴見からは空も山も海も
霞んで、霞んで、
御嶽権現の祠も判然とせずに
一面の白
薄ぼんやりと物の影が滲む中を
人々が歩んで行く。

何色にも勝る
鶴見の山の頂きで、初雪の白を踏む。

＋＋＋＋

米と書いてメートルと読んでいただきたかったり

使いまわしいえー　もう春だというのに
冬休みの創作課題でした。

2007/03/22 Thu くろくてくろくて それはたいせつだからなの

体の内側から、染み出してくる　いたみ
伝染しないかな
不本意だけど
もし何も残らないとすれば傷つけたっていいの
・・・ね？

繋がらない苦悩の奥の狂気は甘やかで美しく見える、見掛け倒しの相愛。

苦みでも辛さでもいいの、ただあなたのなかになにか私が残るなら
低い声で呻くあなたすらこんなにも愛しいのだから。

＋＋＋

2007年02月14日